一級建築士の年収ってどれくらい?どんな仕事が高年収なの?一級建築士の資格を取得したらどれくらい稼げるのか知りたい!
こんな悩みにお答えします。
【本記事の内容】
- 一級建築士のリアルな年収
- 一級建築士の高年収の仕事
【本記事の信頼性】
この記事を書いている私は建築業界で15年のキャリアを持つ一級建築士です。
今回は一級建築士の年収と高年収の仕事について解説していきます。
一級建築士の年収はどのくらいなのか。
一級建築士として高い年収を得るためにはどんな仕事をすればいいのか。
この記事を読み終えると現在の一級建築士の年収について理解でき、一級建築士の資格取得を目指すモチベーションアップにもつながりますよ。
3分で読めるので、一級建築士に興味がある方は、最後まで読んでみてください。
一級建築士のリアルな年収
一級建築士の平均年収
一級建築士の平均年収はおよそ586万円です。(厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」)
これは年収の高いイメージがある薬剤師や獣医師と同レベルの年収となっています。
【平均年収】
- 一級建築士:586万円
- 薬剤師:580万円
- 獣医師:592万円
日本の一般的平均年収は、およそ458万円。(国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」)
一級建築士は一般平均より128万円も高い年収が期待できます。
年齢による年収
では、一級建築士の年齢と年収の関係はどうなっているのか?
年代別にみていきましょう。
【年代別平均年収】
- 20代:402万円
- 30代:507万円
- 40代:618万円
- 50代:706万円
30代には年収500万円を超え、一般平均以上の年収を稼いでいます。
40代では600万円超、50代で700万円超と右肩上がりになっています。
いつ一級建築士の資格を取得するかで生涯年収も大きく変わってきますね。
企業規模による年収
一級建築士の年収は就職先の企業規模によっても異なります。
【企業規模(従業員数)別平均年収】
- 100人未満:529万円
- 100人以上1,000人未満:589万円
- 1,000人以上:699万円
従業員数が多いほど事業規模が大きく売上高も高いことから年収も高くなる傾向が見られます。
年収アップを考えるなら、規模の大きい企業への就職が近道だと言えますね。
二級建築士との年収比較
二級建築士の年収は国の統計データ等はありませんが、350万円~500万円ほどだと言われています。
一級建築士と比べると年収の格差が大きいことがわかります。
建築士として稼ぐには、やはり一級建築士を取得すべきだと言えます。
一級建築士のリアルな年収
・一般平均より120万円以上年収が高い
・二級建築士との年収格差は大きい
一級建築士の高年収の仕事
稼げる仕事はゼネコン
建築業界で高年収の仕事といえば間違いなくゼネコンです。
- ゼネコン(General Contractor=ゼネラル・コントラクター)
- 建築・土木工事一式を請け負う総合建設業者の総称。建築現場において多くの専門工事業者をまとめる役割を担い、工事全体を管理するマネジメント能力の問われる仕事
大手ゼネコンでは、年収1,000万円を超えることもめずらしくありません。
ゼネコン大手5社の平均年収
売上高1兆円を超えるスーパーゼネコンと呼ばれる大手ゼネコンは5社あります。
それぞれの年収を見てみましょう。
【スーパーゼネコンの平均年収】
- 鹿島:1,177万円
- 大林組:1,032万円
- 大成建設:1,024万円
- 竹中工務店:1,012万円
- 清水建設:982万円
5社すべて950万円以上で上位4社は1,000万円超となっています。
一級建築士の平均年収586万円なので、ゼネコンはひときわ高いことがわかります。
その他の仕事
高年収の仕事は、ゼネコンのほかにもあります。
・ハウスメーカー:販売実績に応じてインセンティブが発生することもあり、大きく稼げる可能性があります。
・設計事務所:企業規模が大きくなる組織事務所に就職すると高収入を狙えます。
・民間検査機関:外資系の企業であれば高収入を狙えます。
一級建築士の高年収の仕事
・大手ゼネコンだと年収1,000万円超
・高収入を狙える仕事が多い
まとめ:高年収を得るために一級建築士の資格を取得しよう!
今回は、一級建築士の年収についてお話ししてきました。
冒頭でもお話ししましたが、一級建築士は比較的高い年収を狙うことができます。
早い時期に一級建築士の資格を取得することで他と差をつけましょう。
仕事内容によっては年収1,000万円も夢ではありません。
今回は以上です。